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Column

バースディ

 昨日、そういえばお世話になっている証券会社からバースディカードが来たな?また、その数日前にソニー損保からメールでバースディカードが届いた。
 そうだ、今日(6月10日)は76回目のバースディなのだ。書くテーマもないし?もうあと何回この日を迎えられるか分からないので、何か書いてみるかという気になって2時30分に起き出してパソコンに向かう。
 今から55年ぐらい前の事、目黒不動の縁日なのでいずれかの月の28日と思われる日におばさんの易者に手相を見てもらった。見てもらう気になったのはその易者の方法がユニークだったからだ。まず、手に朱肉を塗り付けて白い紙に手の印鑑のごとく押す。相撲取りが良くやる手印を作り、その手印を見て占うのだが、良いことは占ったポイントを鉛筆で丸を付けながら説明してくれるので記録が残ることで。それと交換に代金を支払う。合理的な商取引である。その時の内容は生涯忘れない。
 覚えているのはまず、クリエイティブな仕事に向いているという事。80才まで生きるであろうこと、結婚は遅いという事であった。今から考えると的中率は66%である。結婚が遅いということで、早くしたらどうなるのかと訊いたら失敗しますと言われたが、本当にそうなった。結局、35歳で結婚したのでその易者の言った通りになった。
 と、残るは80才まで生きると言ったがそれだけだが80才で死ぬとは言われてないので
これがもし、その通りになったら目黒不動にお詣りに行こう。
 それにしても手相と言うモノは凄いものである。占の中でも手相とは一番信頼度が高い気がする。それはその人の未来はその人の中にあるからで、それに比べると誕生日から占う方法は結果とのつながりが弱い気がしないではない、6月10日に生まれた人がみな同じなんて言うことは考えられないからだ。

 76歳の現在はどうなのだろう?これを書いているがまあそれなりに健康体のようである。
糖尿病であり、副鼻腔炎に悩まされ、昨夜は珍しく8時間眠れたが、今日は2時に目が覚めてこれを書いている。パーフェクトな健康体ではないが、そんなに支障がないと言っても体力が衰えた気はするのは以前のような肉体労働が出来ないことで午前中に元気だからと言って、何か?たとえば庭仕事などをやるととんでもないことになる。その日は使い物にならないくらいぐったりする。
 自動車の運転はしている。昨日も葉山まで買い物に行く、石原裕次郎ご愛用の旭屋肉店に買い物に行ったのだ。約25キロ走った計算なのでこれで十分に充電されたろう?自動車も走らせないと病気になる。自動車と人間は同じ原理で動くようだ。
 しかし、自動車運転は便利ではあるし、楽しい。元来、私の母方の血統は自動車好きのようである。とくに母方の叔父さんは山形県庁の車庫長を務めた人で若い頃、戦後間もなくであろうが東京に何らかの荷物を受け取りに行く仕事が発生し笹子トンネルを越えた話などは凄い武勇伝であった。今から70年近く前のそのあたりは想像できないが、たとえば小さい頃の記憶として汽車でそこを越えるのはジグザク状に敷かれたレールの上を前進と後退を繰り返しながら、重連?二台の機関車で引っ張り上げて越えるのだが、それが奥羽本線のクライマックスで若い鐵キチノ人に聞かせたい話であるが、おじさんの笹子峠越えは同様の自動車におけるクライマックスのような気がしたものであった。まさにサファリラリーのような話であったが、自動車自体もダブルクラッチの時代なので大変な時代のドライブで、そんな武勇伝に私は自動車運転の楽しさを子ども心に感じたようだ。
 
 その他、毎日6000歩、歩くことにしたがこれが胃腸を丈夫にしてくれたようである。やはり、歩くことは健康の基本で私が気づいたことはなぜ歩くことで胃腸の調子が良くなるかである。歩いている時に背中に手を回してみるといわゆる背筋が動くのである。この背筋運動が多分、胃を刺激するのであろうと思われる。歩くリズムと胃の収縮するリズムがシンクロするのだろう?座って仕事をする人が内臓が弱いのはそこが問題なのではないかと思う。また、足が丈夫であることは動く基本でもあるので不可欠な筋力である。
 このような雑文を書くことは頭脳のジョギングのようである。このおかげで記憶がそれなりに保たれるようであり、認知症を先送りにする効果があるかもしれない。

 だが、やはり病院にお世話になる機会は確実に多くなった。先日、肌が痒くなり何か湿疹ができているようだと思い皮膚科に行ったら、茶毒蛾ですねと言われた。
“椿に近づきませんでしたか?”と医師
“我が家は椿屋敷みたいなものですよ、庭に10本以上はあります”
これが痒いのと言ったら!歳をとると肌も弱くなるので要注意である。そういえば家人は最近、ほとんど庭に出ない。以前、やられたからだ。
だが、その茶毒蛾がまだ、どこに居るのか発見できていない。葉の後ろに群れを成して椿の葉を食べているのだ。皮膚科の医師は茶毒蛾カレンダー持ち出して指し示した。5月から茶毒蛾シーズンになるという。この被害は年齢に関係ないそうです!
                           2022年6月20日 T.I

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