ブランドワークス

Column

最後の判断は論理的に考えて

 私の自慢の一つは我が愛車である。BMW330Xiである。2008年に購入したので来年で18年になる、今では厳密に言って同じ車と出会うことはない。
本当に気に入ったモノは一生飽きないものである。たとえば腕時計のエニカシェルパは19歳に手に入れてから60年以上、腕につけているがいつも誇らしい自慢の一品である。それと同じなのが330Xi だろう。本当に自慢の一品で誇らしい。双方に共通するものと言えばモノとしての品質の確かさ、普遍的なデザイン性、結果としての高級品。滅多に観ない希少性。識者が認める専門性・・・客観的な価値と、いたって個人的な愛情の二本柱で支えられたものである。
 そんなBMWがここ3カ月、時々、警告が出るようになった。オイルのマークである。気にはなったが一ヶ年点検があるのでその時に見てもらおうと思った。普通なら購入した港南台のディーラーの整備工場に持って行くのだが、そこの整備主任の対応にほとほとあきれて近所の整備工場に鞍替えしたのである。
 
正規代理店の対応とはどういうものか?まず前提として私のような買い替えをしない顧客に対しての対応が頗る悪く、冷たいものである。経年劣化もあるのだろう?膨大な点検費用を請求する。たとえばこんなことだ。
 “今回は1か年点検なので点火プラグを交換します。費用は3万円です。”
 “でも、前回から1000Kmも走っていないのですよ。それで交換するのですか?”
 “・・・・・そうですね・・・じゃあ、次回にしましょうか?“
そんな調子で問答すると費用が三分の一になる。オーナーは出来るだけ安く上げたいと思っている。次回に出来るのだったら初めからそう言えばいいではないかと思い始める。そんな問答が何年か続くとお互いの間に不信感が生まれる。
 敵の狙いは古い車を乗り続けると経費が掛かるので新車に買い替えましょうという信号なのである。私のように同じ車を17年も載っていると販売店も困るのだ?

私に言わせれば今の車を超えるような魅力的な、買い替えるに値する車を開発できないお前の会社が問題なのだ!・・・お互いに不信感を抱えて何年かする。
 私は行きつけの床屋で自動車の話をする。そうすると私を担当している床屋さんが新しい車に買い替えたビートルからゴルフに。
 “どうやって手に入れたのですか?”
 “踏切を越えたところにあるホンダセンターで探してもらったのです。だから、車検や整備もそこにお願いするのです。”
 “外車もやれるんですか・・・・?
“今回で2代目ですがモデル名を指定すると条件に合った意中の車を探して買ってもらえます。勿論、その後のメンテナンスや定期点検もやってもらえるので、売りっぱなしではないので安心して乗れるのです外車も問題ないですよ”
”そうか!そこで定期点検や車検をやってもらうか!、まして近いので自分で整備工場まで持っていけばいいし、代車も貸してくれるようだし、借りなくても歩いて帰ってこられる。
ということで2年近くなる。ところがある時からオイルのマーク時々が出るようになった。何だろうなこのマークは?一か年点検でそのことを言って点検を終えた車に乗ると、同じマーク+コメントもでるようになった。これはおかしい!
「エンジンオイルが最低レベルを下回っています、取扱説明書を参照の上は早めにエンジを1リットル補給してください」
1リットルは半端な数字ではない。また、整備工場に持っていく。そうすると以前の記録には6リットルと書いてあるので・・・
 「入れすぎて問題がおきるのはまずいので・・?もう少し様子を見てください」
業を煮やした私はこれは正規代理店の整備に見てもらわないとだめだと思い港南台以外の藤沢に出来たBMWのディラーに持っていくことにした。オープンした時に招待状が来たことを覚えているので、見てくれるであろうと思った。
 私は日曜日の朝カーナビにインプットして出かけた。結構遠い?やっとこのあたりが・・・!とのアナウンスでカーナビが終了!ところが周りを見渡してもBMWの販売店は見えない。周辺を何回か回っても見当たらない。電話をしても通じない。なんだ!これ
は、こんなことで探していると事故を起こさないとも限らない。少し走っていると鎌倉方面の標識を見つけ無事に帰宅。家に帰り調べてみるとどうも閉鎖したようである。出来たばかりなのに・・・・?
 家に帰り今度は東戸塚の営業所に行こうと思い知らべる。ここは中村氏(今の車を購入した際の営業担当の人)に連絡し手はずを整えた。
 そこで頭を整理するためにもう一度問題を整理してみた。どんな時に表示が出るのか?そうすると一定の条件下で表示が得ることがわかった。①乗車してエンジンをかける②
少し走って急坂を上がる。③表示が出るのだ。
 ということはエンジン内を想像すると。①エンジンをかけると下に貯まっていたオイルがエンジンが動いたことで②エンジン内部にいきわたる。③下部に落ちるオイル量は当初より少なくなる。その状態で④急坂を上がると下に溜まったオイルが少ない上に急坂道でセンサーが感知したオイル量はほとんどない状態を感知する。
 要するにオイルの絶対量が少ないのである。私はそう論理的に結論付けていつのも整備工場に向かった。
 次の日の朝、私が行った通りエンジンオイルが1リットル足りないことが判明しました。
申し訳ございませんと社長が平謝りで終えた。整備を担当した人は合わせる顔がないということで納車に出かけたらしい。これで新年の鎌倉を疾駆できることになった。
                            2026年1月5日T>I

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