ブランドワークス

Column

79歳の京都紀行

 今年の終わりも京都で四日間過ごした。家人との二人旅で何回,訪れただろう。ここ数年は年に二回、毎回四日間滞在するので、日数としたら大変な量だ。でもまた来ようと思い、京都を去る。
 今回は忙しかった、そして初めてのところや互いに老境に入ったことからの旅の体験が妙に新鮮な気がしたものである。
 一日目の泉涌寺。目的は雲龍院だったが、塔頭を回ったせいか、家内にはつらい目に合わせてしまった。この寺は御寺だけの得があり、その広さは経験を超えた広さだった。寺域がひとつの町なのである。ここはTAXIを利用して泉涌寺に行って、雲龍院まで歩くのがお勧めだ。雲竜院は間違いなく塔頭なのだがなまじの寺院よりも大きく、内容も大きい。「走り大黒天」はテレビドラマで見たとおりだった。ここのお嬢さんを娶るつもりなら坊主になるために一から修業して坊主になって修業するだけの価値はある気がしたものである。
 今度来る時は泉涌寺までTAXIで来ようと・・・寺域の中が公道になっているくらいの寺など見たこともなかったので、さすが天皇さんのお寺だったことを思わせた。

 次の日はお気に入りの店でうなぎを食べることと買い物の一日であった。買い物は「十六五」でお土産というより贈り物を買い、「松葉」で松露菓子、「鍵善」などにより、高島屋で家内は知人にお土産を持参し、2年ぶりの錦市場、「のとよ」のうなぎを食べ、ホテルで一休みをした後に堀田理事長お勧めの「月ヶ瀬」の堺町通りの店に行く。オークラホテルから歩いて行けるからである。あんみつと抹茶の味は絶妙であった。
 
 3日目は百万遍と出町柳、いま旬の京都大学。校内を歩き正門から出る。早朝だったので自転車で学校に飛び込む自信に満ちた大学生を見るにつけ、ここは日本一の大学なのだと思いを新たにした。大学を訪れたのはケンブリッジ、オックスフォードに次いで3番目の大学だが大学に行きたかったが行けなかった私は、いずれかに行っていたら人生が変わったかもしれないと思った。ただ、私にとっての大学であったデザインカレッジはそれらに匹敵する人生を与えてくれたことを思うと大学は職業と人生を決定付けるところなのだ。
 出町柳ではいつもの「ふたば」でおもちとまんじゅうを購入、家内は1時間並ぶ、その買い物列は道路を越えた列にもつながっている。家内の前の人は2個の饅頭を買うために1時間並んでいるのだ。その間、私は書店街や古物商をのぞく。例のたこ焼き屋も開店中であった。

 4日目は細見美術館で「セーブル」展を見る我が家にも2点のセーブル陶器があるからだ、一つはマイセンなので正確にはセーブルではないのだが珍しく西洋の陶磁器の催しなので観に行ったのである。でもよかった。コレクターは町田市の人で鎌倉から近いのでこちらで観ることができそうな気がした。コレクターは町田市に寄贈したようなので・・・
今回もやはり短く感じた京都紀行であった。と思いを馳せた旅行であぅた。
                                251221T>I

Share on Facebook