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Column

インプラント

 このブログは?と書いてみて?ブログの語源が何なのか?と思い直しスマホで調べると
Web+logであることが分かる。webは織物,クモの巣を意味し、world wide webが正しい意味、logはlogarithm、数学の対数の略のようだ。つまり、世界のコンピューター上の情報の対数?ということなので、ある情報を何乗化したものがブログの語源か?何となく意味が分かる。しかしこれは本題ではない!別の機会にでも?
 
 右奥歯のトラブルで困ったことになっている。もうすでに一番奥が数十年前に無許可?歯科医に抜かれて以来、その手前の歯が2本分の機能をしてきたのだ。しかし、76年の歳月をその状態で保つのはさすがに無理がある。そうこうしているうちに手前の歯のかぶせ歯を何の説明もなく取られてしまう(ふざけた歯科医に)その結果、窮地を解決するために入れ歯かインプラントということになった?ただ、奥から2番目の歯は残っており、これを以前の様に土台にしてかぶせ物の歯を造ってほしい?という希望を伝えたが、やりたがらない。理由はそのベースも危ういということで、見る限りは中央に穴が開いて土台の歯肉が見えており、化膿状態なのだ!それじゃ化膿を止めて処置をすればいいではないか?しかしやりたがらない・・・インプラントの方が高額な現金収入がある?
 結論から言うとそこを抜いて入れ歯にするかインプラントにするかになる。しかし、インプラントは保険が利かず、25万円くらいかかる?保険が利けば5万円くらいで済むが?それでも年金暮らしには大きい額だ?
 そこで考えたことは、この歯のパフォーマンスなのだ。よく考えると機能的には健康の原点ではないか?この歯によって食事は美味しく、栄養が体内に取り込まれるのではないかと!
確かにその通りなのだ、そう考えるとこの費用はコストをかけるだけの価値がある気がしないではない。・・・・多分、多くの高齢者はこれで悩むのであろう。
 
家人が来週、白内障の手術をする。話を聞くと高度な手術をするのだ。私は事前のレクチャーを病院に聞きに行ったが、その手術とは劣化した目の水晶体を取り除き、そこに人工のレンズを入れるという事なのだ。そこで患者はどんなレンズを入れるかを決める。しかしこのレンズはズーム機能を持たないので3つレンズの中から選ぶしかない。広角、望遠、その中間(標準)らしい。したがって、広角を選んだ場合は望遠レンズに匹敵する遠視用の眼鏡をかけることになる。
それにしてもこの手術のレクチャーを受けて思ったことは高度な医療なのだなと。目が見えるというのは人間にとって、あらゆるもの基本機能を支えるものだからであり、多くの人が白内障になる可能性が大きいからだ。
 それに比べるとインプラントはいたって簡単かもしれない。かつて歯があった場所の骨にネジ穴をあけて、偽造の歯をネジで止めるだけであるからだ。それは手術とは言えない程度のものである。しかし、年金だけで暮らしている老人には手痛い出費である。
 私はすでに一本試しているのでその便利さはよく分かっていたので口腔ケアの観点からそれが最善のソリューションなら甘んじてそれを採用するしかないであろう?
 私が通い始めた歯科医はどうも対処療法的な歯医者ではなく口腔ケア全体の視点で最適解を探し出し、治療することをモットーとしているようであるので、話を聞くとなるほどと思われることが多い。ただ、サードオピニオンもある・・・?

 歯で最初に覚えていることは多分5歳前後の頃、歯の痛みで夜中に歯科医の門をたたいたことがあった。泣いている私の寝巻の浴衣のようなものを脱がして、出かける支度をしてくれた母のことを思い出す。真夜中のその情景だけは覚えているが、その後、歯科医に行った記憶やそれで痛みがどうなったのか覚えていない。しかし、その体験が歯痛についてかなり用心深くなったようなのでその後、歯痛のトラブルは70年近くない気がしている。 
 ただ、あったとすれば麻布十番の会社に行っていた時、大通りに面したビルの3階にあった歯科医に一番大事な右奥歯を抜かれたことぐらいである。しかしその理由が何となく治療するのが面倒なので抜かれた気がしている。その歯科医はこれまで通ったどんな歯科医とも違うプロセスで治療する歯科医だった。具体的な事は忘れてしまったが、最後の診療で私は「あなたは随分変なやり方で治療するのですね?」と言って問い詰めた。そして、
「私も様々な歯科医に治療を受けましたが、あなたのようなやり方で治療する医師は経験ないですよ!」彼は何かぶつぶつと弁解した・・・
 その後、その歯医者のビルの斜め向かいの歯医者に通うことにした。そこで、事情を話して、通常の歯科医らしい治療をしていただいた後に
「私は斜め前の3階の○○歯科に通っていて・・・」と事情を話した。そうしたらその歯科医は笑いながら私に言った。
「こんなことを言うのは何なのですが、あの先生に関してはよくこのような話を聞きます。あの方はこの地区の歯科医の会員でもないのです。お父さんがあそこで開業してその後に入られたのですが・・・会員間でよく出る話はあの先生はちゃんと歯科大学を卒業したのではない、という話?なのです・・・?」
 私はその話に納得した。というのは私があなたのやり方は初めてだ!そんなやり方をした先生はいなかった。と言った時「これが学校で教わった正しいやり方です」と返答したからであった・・・という弁明を思い出したのだ。それだけを授業で覚えていたのだろうか?少なく実務を通して得た歯科医の経験が語られていない。

 その後、しばらくして麻布十番のそのビルの前を通った時、あの歯科医どうしているかとビルを見上げるとその歯科医は転居したらしく、他のテナントが入っていた。しかし、そのビルは彼のお父さんのビルなので出る事はないであろうが?と思った。あの歯科医がインプラントの技術を習得できるとは思えないので、現代の歯科医が持って当然のスキルの取得についていけず廃業したのか?その方が患者のためだ!そのとんでもない治療で20年後に苦しんでいる患者がいるのだから。
                             2023年3月6日T.I

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