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Column

地球防衛軍

 とこんなことを考えてしまうくらいの破滅的泥沼化の様相を呈している。
確か何年か前にアメリカが世界の警察を辞めたという宣言を何となく耳にした。バイデン大統領はかつて自身の上司であったオバマ大統領の言ったことを初めて覚えた言葉のように笑顔で世界にメッセージを送った。識者でなくともこんな時になんと愚かなメッセージを送ったのだろうと誰もが思ったに違いない。その言葉を鵜呑みにしたプーチン大統領がその言葉を真に受けてウクライナ国民を無差別に攻撃した。
 もし、アメリカが世界の警察という看板を下ろさなかったなら今回のロシアによるウクライナ侵攻はなかったろう。ただ、確かにアメリカは世界の警察であることによってこれまで何らかの見返りがあって国も潤ったのだが、最近そうでもなくなったのでアメリカの警察返上を誰も責めることはできないつらさがある。警察であることの経済的正当性がなくなっている、簡単に言うとコストに見合うリターンがなくなってきたのである。アメリカが世界の警察であることの理由は決して正義や人類愛などの理由からの発露ではなく、いたって金銭づくだからである。

そんな状況を遠く離れたある星のエイリアン帝国のダースベィーダー大統領が知ってほくそ笑んだ。今がチャンスだ!この星を征服するのはと。

彼の特殊戦略工作員は秘密裏にウラル山脈のプーチン城に忍び込みプーチン大統領の人格変換手術を施し、エイリアンにしてしまったのだ。プーチン大統領は地球を征服するためにとある星から送られた異星人医師の人格を変える脳細胞変換手術を受けたことによって完全なるエイリアンになってしまい、自分のこれまでの立場を利用してロシアという国を自在に動かし、まずウクライナを手始めに我が物にして、国力を増強し、2050年までにかつてのソビエト連邦を再興するという第一フェーズ戦略の展開に動き始めたのである。
そして残りの20年でEUを含めたユーラシア大陸を我が物し、残りの30年で地球全体の人間を征服して地球をエイリアンの植民星にしてしまうのだ。

このやり方は地球を征服する方法のこれまでの直接的アプローチ法(宇宙戦争で地球人を絶滅させる方法)から、間接的アプローチ法に変えたやりかたなのである。こうすると地球人は宇宙人との戦争により敗北しというという結果ではなく知らず知らずに地球を宇宙人に明け渡したという風になり、死に物狂いに宇宙戦争を行うことで敗北したということではないので全人類を敵に回すということはなく、若干の犠牲は出るにしても人間の尊厳を守る事にもなり、また、地球の山河や文化的資産への損害もかなり少なくなることになる。そして、あとは長い時間をかけて人間をエイリアン化することができるのである。

こう考えてみると私たち人間は結果として、たとえばネアンデルタール人が新生人にとって変わられたような進化になり、これまでの人類の歴史のセオリー通りとなり、違和感なく新生人に生まれ変わったという風になるのである。100万年後の地球人にとって、これが人類の進化ということになるのではないか?そして、これは人類の進化の過程の出来事として当然の理としてだれもが納得し、未来の人間にとっても納得のいくものになると思われる。ダースベイダーは人類の歴史を学んで今回の間接的アプローチを考え付いたのだ。
そう考えるとこの戦略は当のプーチンにとっても好ましいものになるのだ。それは人間を進化させた人類の英雄になるのかもしれないので何十年後かに発売される、新:旧約聖書にはプーチンは間違いなくイブがいないアダムとして記載されるわけである。
これは壮大な人類の歴史である。地域的に見ると現人類はアフリカから発生したらしいが、未来の人類はユーラシア大陸のウラル山脈あたりから発生したことを発見するだろう。
プーチンの信念と確信はすべて未来の地球人のためにある??術後の彼はそれに気づき
常に偉大であることが己の目的であった彼の自尊心やロシア人の誇りを十分に満足させる結果を導くに違いない。これぞまさにwin/winの極みである。

 今、必要なことはそのようなプーチン自身に己の価値とその方法を教えることによって現在のウクライナ戦争を早く終息させることである。というのはプーチンもきっと理想のイブが欲しいからである(カバエワは理想のイブとは彼自身思っていない節がある?)また、彼はエデンの園が決してウラル山脈の地下奥深いところであるとは思っていないはずだ。だれか早くこの物語と構想をロシア語に翻訳して知らせてあげなければならないであろう。つまり、自分自身がエイリアンになってしまったことをである。
                         GOOD HARMONY WILLS
2022年3月21日

*補足としてこれは「宇宙戦争」を書いたH.Gウェルズの子孫にあたる人物である
G.Hウィルズ氏がまとめたものである。

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