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Column

ニューイヤー2021―コロナ撃退の戦術

 波乱の幕開けというセリフはあまりにもありきたりであるが、一応そういうことにしておこう。社会に適応した人格というのはありきたりに同調することであるからだ。
 うん、それにしてもコロナの猛威は収まらないが、私が知りたいのはいわゆる、通年に体験する普通のインフルエンザと比較してどうなのかということである。今回のコロナがそれらと比べても比較にならないほど悪魔度が高いのか?である。しかし、そのような安心材料は誰も公表することはないだろう。
どうこういってもこの試練を楽しんで、これに乗じて何らかの願いを叶えようという輩が暗躍する。その典型はまず政治家、とくに反体制の連中!・・・菅さんはその餌食になっている!それ以外はあまり思い浮かばない。取り立てて暴力団が何かしたという話を聞くこともない。かれらは人情家が多いのかもしれない。したがって、いわゆる思想がベースにある連中には人情などというやわな概念を持ち合わせることはないのであろう。思想がベースにある集合体は妙な理念や思想ゆえにどんな残酷なことも平気でやれるのである。思想とは酒のようなもので飲めば、節度を忘れて必ず酔いが回るものである。

わたしはインフルエンザに罹ったことはない。理由は定かではないが、今回のコロナも仮に一種のインフルエンザとしたならば次に述べるような予防法が効果があるような気がしないではない。
私の74年間の、と言ってもここ50年位の体験から言えることはいわゆるインフルエンザや風邪は寝ている間に感染するという仮説を持っている。というのは寝ている間の人は完全に無防備な状態にあるからだ。最強の武道家も寝ている間に攻撃されればひとたまりもなくやられるであろう。それは病気も同じである。したがって、寝ている間をいかに防御することが負けない前提になると言える。
これはコロナも同じで、人がコロナに罹る瞬間は睡眠中ではないかと思う。したがって、寝る前にコロナ菌をできるだけ排除することが負けない前提条件になるのではないか?
では、どうするか?基本的にコロナ菌は口と鼻から侵入してくるので、ここに滞在しているコロナ菌を寝る前に駆除しておくことが罹らないための条件になってくる。
私がここでとる対策は寝る前にまずの鼻の中を綺麗に洗うことである。そして、市販のうがい薬でうがいをする。理想的には鼻と喉を繋ぐ気管もうがい薬を通すことが理想である。
このあたりはうがい法を工夫すれば通るようになる。鼻腔に近いところでうがいをするとうがい薬は鼻に抜ける。そうすると朝起きた時の気分が違うはずである。
 たとえば夜のGo to eatを想像してほしい。あの状況(夜、密、酒、大声、マスク無し)を考えると、そのような環境下で飲んだことによりコロナに感染する、これは睡眠で無防備になる数時間まえに強力なコロナ菌を浴びるということである。そんな状態の中で睡眠をとるというのはコロナさん、どうか私を生贄にしてくださいというのと同じことである。そういえばその状態での睡眠はまさに古来の生贄と同じ格好になるではないか?だいたい、酔っぱらってそのまま寝込むことは意外と気持ちのよいものではあるがコロナにとっては格好の餌食と言えるであろう。
 鼻と口を占有するのはコロナ菌にとっての橋頭堡である。反対にここを奪い返すことが人間にとって重要で、そうすれば負けることはない。したがって、酒席で浴びたコロナ菌を鼻腔と喉から追い出すのである。ただ、そこで完全にコロナ菌を駆除できればいいがそうでもない場合、たとえば少しでも残っているとコロナは援軍を生み出す力がある。したがって、人が寝ている間に増殖する可能性は十分にある。そうすると負けである。体力のある人は持つかもしれないが?
唯一の対策は何度もうがいをし、徹底的に滅菌をする必要がある。それをどうやって確認するのか?何度目かのうがいの後、急に鼻腔や喉が爽やかになる瞬間が訪れる。それはコロナ菌が絶滅した証である。
 いずれにしてもコロナに負けない決め手は寝る前の防御策である!!
 
今年で75歳、人は長生きをするとそれなりに生きたことによって経験的に得られる知恵というものが科学的根拠とは別次元で身に着けることができる。これまで書いたこともそのようなものである。医学とは経験科学である。確かなことはその経験をどう活かすかということが重要なことなのだ。ただ、最近は便利になり過ぎて自身の経験で学びを独自に獲得する前にスマホに打ち込んで何となくわかったような気になる危険性をはらんでいる。
よく考えると昔の百人の知恵は百人の経験から生まれた百あるものであるが、現代の百人の知恵はスマホから得られるので一つでしかないということになりつつあり、何とも貧困な状態が現代の知恵の時代である。したがって、コロナの時代では自分で考えるよりも先に情報番組の辛口コメンテーターが言っている事に妙に納得してしまうのであるが、正直かれは身になることを何ひとつ言ってはいない。
今年は自分を信じて自分から生まれる経験科学を発展させようではないか?
最後になってしまったが、
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

                                泉利治
2021年1月4日

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