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Column

梅雨明け2020

 長い梅雨が明けた。開けたのは3日前である。6月生まれの私は梅雨の時期に生まれたのだという印象を持っていたので梅雨あけの印象を6月という月を終えたと同時に来るものであるというように思っていたので今年の梅雨は異常なほど長かった気がしている。
 その長い梅雨が熊本と山形で川を氾濫させて多くの人の命を奪い、日常の平和な暮らしを奪った。この熊本と山形というのが偶然の皮肉でそれぞれ父の生地と母の生地であるのが何とも不思議な偶然である。
 それ以上にその間の異常事態は歴史に残るであろう。本来すべての日本人にとってオリンピックという熱い戦いの真最中であり、それを追いやった歴史的なパンデミック・コロナという非常事態の真最中でもあるのだ。このことはかつて戦争によって幻のオリンピックとなった1940年以来なので偶然にも日本は2度の体験国になる。ただ、まだ来年の開かれる可能性もあるので中止にならない限り2度開催を返上した国ということにはならないかもしれない。
 
 しかし現在の私の身辺はコロナの恐怖の真最中であり、昨日のニュースでワクチン開発の治験が第三段階に入った開発チームのアストラゼネカチーム、ファイザーチーム、モデルナチームの3チームのワクチンが早くて年内に可能になると言われているが?われわれがそれを打てるとしたならば来年だろう?政府は6000万人分のワクチンの供給を受けるという契約をファイザー社としたらしいが?
 このコロナをやっつける特効薬の開発競争は正直、結構楽しみである。だれがその特効薬を先に開発して人類に貢献するかである。これは火星到達一番乗りに近いイベントのようなものである。もちろん私は日本国のどこかに期待しているのは勿論である。政治的には私はかなりこの国に対してのロイヤリテイが高いので今となっては貴種と言えるかもしれない。どうこう言っても日本政府の判断が間違いないと思っているからである。そんなことで朝日新聞と毎日新聞、テレビ朝日とTBSは心情的にも、信条的にも、いつも不愉快な思いにさせられるタイプなのである。
 しかし我が家では朝日新聞を購読しているが?かつて家業であった毎日新聞を本来読みたいのだが、内容の貧弱さは遺憾ともしがたいので仕方なく朝日新聞を購読している。
ただ、この度また日本経済新聞を取ることになった、これはそうは言っても経済の動きと企業情報を知る必要からである。したがって、朝日新聞は家人のニーズであり、日経新聞とアサヒウィークリーは私のニーズである。この中で一番、コストパフォーマンスが高い新聞はアサヒウィークリーであろう。まず、内容が素晴らしい、アサヒと謳っている割には決して左翼的ではない、まさに視点がグローバルなのである。その点、朝日新聞に時々入るGLOBEという新聞に近い。これらを見ると未来の新聞という気がしないではない。このあたりの朝日新聞のセンスは到底毎日新聞には及びもつかない。この先見性とセンスが本来、新聞に求められるのだが、朝日新聞=玉川徹という構造である限りこれらは好きになれそうもない。
 日本政府に対して好意的ではあるがいただけないのはアベノマスクの対応である。私はデザインの専門家でもあるのでアベノマスクのモノとしての開発次第ではかなり挽回できたのではないと思っている(ただ、昨日女子高生がそのマスクの可能性を拡げてくれた?)
あのマスクの酷さ加減が政府の姿勢を端的に語ってしまったと思われる。というのは優れたマスクとはデザインという見地から生まれるものであったろうと思われるし、本来名の通ったデザイナーと医療関係者がタッグを組んで開発したならば4週間くらいで優れたマスクが開発できたろうと思われるし、それを生産する協力者を募り、その仕様で開発すれば国民から受け入れられたのではないかと思われるからだ。
 聞いた話では総理の側近の秘書官みたいな人が総理の耳の入れて決まったそうであるが
そのあたり人間の能力の限界なのであろう。だいたい、国家試験という科挙を経てきた役人の限界なのである。世の中をマクロ的な視野で見られない連中が国家の中枢にいること自体が悲劇なのだ。
 いわゆる国を動かしている最高権力者の懐刀と言われる存在のいないのが現在の安倍政権なのかもしれない。別に崇拝しているわけではないが吉田茂にとっての白洲次郎のような存在である。現秘書官では役不足は目に見えている。東大法学部だろうが、あの当時のケンブリッジ大学とは桁が違い過ぎる。正直、比べるのがかわいそうなくらいである。
 アメリカ人のエリート将校に対して“君も僕ぐらい勉強すれば、この位の英語は話せるようになるよ”ということが言えるくらいでないと総理秘書官は務まらないはずである。
東大法学部→国家試験→通産省役人?くらいの体験しかしていない人が総理の懐刀ではあの程度のマスクしか国民に提供できないのだろう。
 安倍晋三総理はこんなことがなければ在位期間が一番長い名宰相として歴史に名が刻まれたのではないか?残念な事である。現代の白洲次郎顕れよ!ということか?
今朝、安倍総理の支持率が最低になったというニュースを聞いたがそれでも35%はあるという。SNS上には彼を支持する人の気持ちがわからないという投稿が多く見られたが、その理由は彼に代わる人がいないことによる支持基盤なのだろう。
 常識的に考えてその理由はわかる気がしないではない、しかし、東日本大震災の際の民主党政権の状況を想い起すと、あの記憶が今の安倍政権の35%の支持の理由のような気がしないではない。安倍さんの前科を差し引いても、まだ安倍政権の方が良いと思っている人がかなりいるのだろう。個人的には安倍晋三の逆転サヨナラホームランを期待したい!
                                  泉 利治
2020年8月31日

 

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