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Column

BMW330xi

昨日、久しぶりのロングドライブで300㎞走った。あと数か月で74歳になろうとする高齢ドライバーとしては適当なロングドライブである。義父が住んでいる古河市まで行くのだが、最近は圏央道という新しいルートを覚えたのでほぼ、ノンストップで行くことができるのだ。愛車BMW330xiは2008年に購入したので12年目に入っている。それでも5.5万キロだからあと10年は乗れるだろう?しかし、その前に乗る人の車検が切れるかもしれない。
 今年の6月に免許更新なのだがその半年前に事前の高齢者研修を受けてくださいとの連絡の葉書を年末に受け取った。急いで年明けに研修の予約をしたら何とその日が4月17日ということだ。混んでおり、それだけ高齢者が運転免許の更新をしたいということなのだ。自分の運転能力は分からないので専門家に判断してもらうということなのだが、免許返納の動きが加速しているようではあるがそれを奨励する短絡的な風潮も何とも言えない。これは歳をとったら早くボケなさいと奨励しているようなものである。それより、より長く運転し続けるには日々どのような点に注意をするべきか、どのような日々を送るべきかというようなことを奨励する方がまともな考えであり、まともな社会のような気がする。
 例の池袋の事故が起きた後の加害者の姿を見ると、どう見ても自動車運転はおろか、日常生活にも支障があるような気がしたからである。自動車運転の基本は日常生活での行動能力にあると思われる。その点でまともな人は免許返納などを考えなくてもよいと思っている。私に言わせれば自動車運転は最高の知的娯楽でもあるからだ。
 素晴らしい景観に伸びる一本の道を疾駆する自動車を操る魅力はバーチャルではなく、それは実感を伴うエクスタシーでもあるのだ。運転をしている自分はその中では見事な主役を演じているのである。本来、高齢者こそそのような快感を楽しむべき存在なのである。ところが現実は・・・?

 そのような楽しみは高齢者の健康維持へのモチベーションになる。考えてみれば12年も載っている自動車は高齢車なのだろうか?いやそんなことはなかった。3000CCの6気筒エンジンはその異名の通り、絹のような滑らかさで神奈川、東京、埼玉、茨城を駆け抜けた。信じられない速さと直進性、気を付けなければならないのはスピード違反、しかし、圏央道の一部区間は100Kmが制限速度。そこでは130kmで走る。30kmオーバーは許されるとのこと?ともかく、違反は免許更新において不利になる?高齢ドライバーにはもうゴールド免許は交付されないとしたら考えものだが。ただ、私はここ何年かは3年に一度、何かで捕まるのでゴールドはもらえていない。
 BMW330xiは黒のボディカラーでシャッター付きの車庫に入れているのでその美しさは新車同様である。やはり、雨、風、日に当たらない分ボディは美しく保たれるらしい。
また、運よくBMWのこのモデルは現在でもそんなに変わらないので古さを感じさせない。それ以上にレア車であることがイイ、よく見かけそうで決して見ることがない。これまで10年以上乗っているが街で同じ車にであったのはたったの2回である。それも5年以上前なので現在、どのくらい現役で走っているのか分からない。が、購入時から北国の医師か弁護士くらいしか乗らない車なので?というのがディラーの話であった。セダンであるが4WDなのである。それで巡航最高速度が250Kmというのがカタログのデータである。
 現在のBMWのカタログを見ると私のエンジンの大きさは7シリーズで採用されているようであり、その燃費も改良されているようである。私の愛車は市内ではせいぜい6キロ、高速では12キロくらい走るようであるが、ハイオクなので年金生活者の懐事情とは釣り合わないことは確かである。しかし、心の健康事情を考えるとあまりある自動車なのだ。グレタちゃんにいわせると“よくそんなことが言えるわね!”と言われそうであるが。
 
何となく人生最後の車になりそうだがこれまでコロナマークⅡ→アコードハッチバック→GOLF GTI→BMW328→BMW330xiと5台の自動車を所有したが、どれも思い出深い車ばかりであった。GTI以外はトラブルのない自動車であったが、その中でも330xiは文句のつけようもない。たとえば鎌倉の谷戸に至る狭い道でも、なんとか通ることができるからである。同じモデルでも大型化する傾向は何とも困るものである。
ただ、この中で特別な想い出があるのがアコードハッチバックである。というのはあのフランシス・レイがこのモデルのテーマ曲を作っているのである。“One of these night “イーグルスの曲ではない同名異曲である。ディスコ調の素晴らしい曲で、曲としてはセダンの”EMOTION”の方が有名であるが。ハッチバックの曲の方が若々しい。
 
もし仮に運転が出来なくなったとしたならばストリートビューで世界中をドライブしようと思う。信じられないがそんなことができる時代なのである。以前にも書いたが70歳を機に私は初めてハワイで運転をして以来、ハワイに行くと1週間くらい車を借りて生活をする。あの街は車がないと全くつまらない街だからである。その際、最初の頃は事前に行くルートをストリートビューでシミュレーションしていくようにしていた。そうすると交差点で迷うことはないし、外国に多い、ロータリー交差点?でも勝手がわかるのだ。その後、その手法でノルウェーのフィヨルド沿いの道を100Km近くドライブした小説を書いた。
 このストリートビューの運転はまさに実物そのもので、ノルウェーから一瞬でブラジルのサンパウロの下町まで跳べるのである。まさにワープするという感じなのであるが・・・ただ、やはり、実際に試せたらそちらの方がイイことは請け合いである。
そうだ、この際、グレタちゃんの故郷にでも行くとするか??
                                 泉利治
2019年2月10日

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