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Column

いろいろあった2019

 本考は12月30日にアップされるので私の今年の総括を書いてみようと思う。実際にタイトル通りの2019年であった。ベスト10は書けないがベスト5くらいまでなら書けるかもしれない。個人がこれを書こうとすると逆になることが分かった。要するに1位は何かということである。そこから順を追って書くことになる。まず書き出してみると・・・
1位 娘の結婚
2位 古澤浩一氏の死
3位 やっとリタイア生活に―青山学院プロジェクトの終了
4位 新作書きはじめる
5位 バッハへの挑戦
書き出してみた後に順位を付けようとしたがよく考えるとインパクトが強い順に思い出して書き出しているので上記の項目がその順番になった。
1位は何といっても娘の結婚だろう。知っているようで知らない自分の娘、まさか結婚をするとは思ってもみなかった。これは突然降ってわいたような話で母親ですら予期しなかったようだ。だが話を聞くと相手の存在については昨年の今頃はすでに知っていたようである。年が明けて今年の1月に私が知ることになった。今秋に結婚したのだが車で行けばスープがまだ冷めやらぬところに住んでいる。この結婚で特質すべき点は私の娘は母である家内の36歳の時の子である。この36歳という年は干支で言うと寅年、四柱推命でいうと五黄土星なのである。干支は12年周期、四柱推命9年周期で一巡するので母と娘は奇しくも同じ星回りということになる。この星回りの女性はどういうわけか結婚運が悪い?相手が限られる。限られる相手が九紫火星の戌年男性が合うというわけである。つまり私である。不思議なことに娘の連れ合いと私は36歳の違いの戌年で九紫火星なのである。この符合は紀元前の科学のお話。
2位の古澤浩一氏の死に関しては本考で3回もテーマアップした。したがって、書くことがないくらい書いてしまった。この戦友の死がもう何年も前のような気がしないではない。
本当にいい人であった。だれもがそう思っているであろう。冥福を祈りたい。
 3位はそれにつながる項目である。私は古澤氏が亡くなってちょうど3年目を迎える今年の9月末でクライアントにお願いしてプロジェクトを終了させてもらった。ともかく、このハードな仕事から解放されたいと思ったからだ。先もない人生、体と頭が機能しているうちにやりたいことがまだあるからだ。このプロジェクトのフィナーレを飾るイベントは青山学院に寄付をしたことだ、金額が年金生活者としては半端ではない。しかしハーバート大学に昨年寄付した最高額者は150億円なのでそれに比べれば塵みたいなものだが、それでも日本人の、私のこれまでの実感からするとそれに匹敵する。というのが私は寄付などしたことがない人間だからである。
 4位はそれにつながるテーマである。この新作、壮大な800年間の歴史小説、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」くらいのボリュームになるかもしれない。すでに100枚近く書いてはいるがまだ一人目の物語だ。私はそのお蔭で鎌倉中央図書館に毎週通っている始末で、でないと鎌倉時代の小説などは書けやしない。鎌倉時代に土地面積をどのように算出したかなどを知らないと書けないからである。実際はそこが面白いのだが・・・
 先週、4日間を費やして京都に取材旅行に出る。さすが、オーバーツーリズムの京都だが私が出かけたところの観光客は少ない。これまで何回か出かけた京都市の歴史資料館だがやはり学芸員の方の京都に関する知識は得がたいものである。時代小説の基本は私の場合当時の地形を理解するところから始まる。それでこんなことがあった。京都は昔から鴨川がある。それをまたぐ道があるので当然、橋がある。ところが平安時代あたりの地図を見ると道が川を挟んで切れている。当時どうしているのか分からなかった。大井川のように人が運搬していたのか?訊いてみると当時は橋などは造らず単に板を渡した艀のようなものですましていた。しかし鴨川は雨が降ると氾濫するが、流されることを前提にしており、流されたら直ぐにつくれるような橋にしていたのだ。唯一しっかり造っていたのが五条大橋で、この橋が無ければ弁慶と牛若丸の話は成り立たない。ただしこの橋は現在の松原橋のことで、現在の五条大橋は秀吉が大仏の参詣のために彼自身が作った道と橋である。
 現在の東京でもそうだが新しい街は簡単にできるが、見慣れた町でもその新しい街に立って以前は何があったのだろうと思い出そうとしても思いださないものである。そして、その頃の写真を見るとその違いに愕然とする。たった数年でもこれなのである。その間が800年もあったらどうだろうか?想像するだけでも面白い。
 5位のバッハへの挑戦。これは無伴奏チェロ組曲BWV1007のことであり、その中で最も有名なPRELUDEへの挑戦である。ようやく、全部が弾けるようになった。4年半でここまでか?しかし、この半年間でようやく、BWV1007の第一番目PURELUDEだけなのである。この曲はBWV1007から1012まであるので全36曲あるうちの一つだけである。私が生きている間に無伴奏チェロ組曲全曲を弾きこなすのは多分無理であろうが、せめてBWV1007の全6曲ぐらいは達成したいものである。多分、来年度中にそれらは達成可能か?というのはこのPURELUDEがこの6曲の中で一番難しいからである。
 バッハを愛して50年。もう先がない?老いとの闘い。情熱ではなく、生理的限界が近いかもしれないからだ。だが、そんな私でも今回の京都行で一日歩いたSTEPの記録を作る12月13日、23726Steps!これはすごい。最近、一日4000Steps を目標に歩いた成果である。足腰から歳はとるからである。鍛え方次第のところもありそうだ。
今年も「慎慮と洞察」読んでいただいてありがとうございます。こちらも週2ページを目標に書いています。来年も頑張りたいですね。みなさま、よいお年を!!
                                   泉利治
2019年12月30日

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