今月から日本経済新聞を再度、取り始めた。というのは今月からある企業からのコンサルティングの仕事を受注することになったからである。
一般的にどうも日本経済新聞と朝日新聞を読んでいる家は比較的エリートの家庭のように思われており、裕福な家庭が比較的多いと言われているようである。斯くいう私は家業が毎日新聞の新聞販売店だったので、そう言えばそのような家が多かった気がしないではなかった。しかし、我が家はそうではないが。
朝日新聞は反体制だが、日経新聞は親体制の新聞のような気もしているが、その2部を毎日読むと政治経済に対して中庸でバランスのよい知識を得られる気がしないではない。
私が今月から日本経済新聞を読み始めたのはとある企業とのコンサルティング契約が進行しており、現在のビジネス環境を知る必要が出たからである。個人的には朝日新聞は嫌いで、正直、読む価値はない新聞と思ってはいるが家内にとってはそうではないからである。したがって、現在の私は日本経済新聞を読み、家内が朝日新聞を読む構図になっている。
ただ、コンサルティング契約が成就しなかった場合はどちらかの新聞を辞めねばならないだろう?個人的には朝日を辞めたいのだが・・・?
日本経済新聞を読み始めて半月経ったが、読み始めるとやはり面白い気がしている、どうこう言ってもやはり経営やマーケティングの仕事を30年以上してきたからだろう。
あと、世の中のニュースの中心が経済的価値で動いているので、経済を根底に置かないと読み解けない時代でもあるからだ。
たとえば今、最もシズルな話題はトランプ関税の話であるが、これなどはまさに経済戦争の前哨戦のようなもので、勝者と敗者がくっきりと分かる経済の世界大戦の予兆の兆しを感じている。
この主役は何とも先週、海外のドキュメンタリー番組でみた二人の主役ヒットラーとチャーチルのような習いをあてはめるとトランプと習近平が始めようとしている新時代の戦争のようだ。どちらがどっちなのだと思うが、何となくトランプがヒットラーで習近平がチャーチルのような気がしないではない。現在のところそのような気がしている。
ヒトラー的な理不尽さを持って動いているのがトランプでともかく、彼はすべての国がアメリカを食い物にしているという思い込みから全世界の国家に関税を課して、いわば形振り構わず関税を課そうとしている。その動きはまさに病気に近い人間の行動である。しかし、ともかくヒットラーに近い人間が出現して世界を困らせている状況をまさか自分が目撃するとは思いもしなかったので正直驚いている。
ロシアや中国にそのような人物が生まれるということは多分に考えられた。とくにプーチンはそんな気がしていたが、まさかアメリカにそのような人物が現れるとは・・・彼の暴走を止める手立てはない気がしない。あるとしたら、トランプが信奉するアメリカの経済が危うくなったことにかれが気づいたら、その行為はやめるかもしれない。
日本経済新聞はトランプの施策が世界経済にあたえる影響を克明に分析して、冷静に報道してくれるので読みごたえがあるので興味深く読んでいる。
また、この新聞は文化面、時に芸術分野に関して、他の新聞よりの詳しく報道してくれるのが嬉しい、それもモダンアートから日本古来の芸術分野の情報を、である。それもその視点が学術的で朝日新聞のような妙な思想的な偏見がなく報道してくれているのが嬉しい。
いま、トランプの出現で当分、日本経済新聞のネタはこと切れることがないと思われる。手にするのがワクワクしないはずはない。
2025年4月21日T>I